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未守の小部屋

こちらはハルとフユ、前のマスター(前マス)についてより掘り下げていく、いわゆる裏設定を綴ったページです。完全に制作者の趣味を思いつくままに書きなぐっているだけなので、音源・キャラ使用の際に一読する必要はありません。

もっとハル達を知りたい! という方には有益な情報になる、かもしれません。

では、よろしゅう。

​ハルの立ち絵

​ ハルの目にハイライトがないのは仕様です。ただ僕が、目に光がない子を推しているだけです。元から光のない子だったのか、という点についてはご想像にお任せしたいところですが、僕としては前マスを失ったことで『何も見ようとしなくなった』​ために光を失った設定だと滾るものがあるなと思っています。

​二人の表情

 フユはハルより表情がころころ変わるから頬を染めながらはにかむ姿なんて複雑な表情も見られる。

​ 反対にハルは感情を顔に出さないけど言葉で伝えてこようとしてくるからたまに言われた側がたじろぐほどのドストレートな発言をする。

​笑わない子

 ハルが元から笑わない子だったのかどうかについて、僕としては​『前マスの前でだけよく笑う子だった、前マスを失ったことで笑う意味を失った』のではないかと考えるだけで燃え尽きてしまいそうですね。前マスはよく笑う人(裏設定)だったから、つられてけらけら笑ったりにぱっと笑ったりクスッと笑ったりしていたハルがいたと思うと……嗚呼。

写真

 ハルは前マスとのツーショット写真を一枚だけ持っている。それ以外の写真は残ってない。

 ところどころ焦げている一枚を、ハルは今日も眺めている。

優しいハル

 前マスの存在が全てだったハルは前マスに関すること以外に関心を持たない。それなのに他人に優しく接するのは『他人に興味がない』から。

 ハルは優しい。誰に対しても優しい。その代わり誰にも心を開かない。

​ そんなハルを少しでも振り向かせることができれば、その人には笑顔を見せるかもしれない。

​察する能力

 ハルもフユも察する能力に長けてる。でも両者の違いは、フユよりもハルが自分に向いてる感情に疎い点。だからフユから向けられている愛情になかなか気づかないし涙なんて流された日には困惑を極めるしかない。涙の理由が理解できないハル、かわいいね。

​優しくできない

​ 誰にでも優しいハルが、優しくできない相手に出会ったら。いつもの自分の振る舞いができない相手に遭遇したら。優しくできないあまり相手を傷つけてしまったら……。それがハルを変えるきっかけになるかもしれない等々を僕は考えているわけです。

​後から生まれた存在

 フユは設定としても後付けだし産まれ方も前マスが後から考えたキャラクターだから、どうやってもハルが戸惑うのは仕方ないと思うのな。ハルとしては前マスが遺したものとしてフユを大切にするとは思うんだが、それ以上の情をハルが抱くことはあり得ないことはないだろうけどそこ止まりだと思われる。でもそれでもいいと言い切るのがフユ。前マスがハルのために、ハルの幸せを願って生み出した、ハルだけの妹。

​前マスの好きなもの

 よく笑う前マスはイベント行事が好き、パスタが好きだしお風呂が好きだし赤が好き。フルートを演奏するのも好きだった。好きなものを好きだと言いながら笑うのが前マスだった。生きることを全身で楽しむのが前マスだった。

​目を見て話す

 フユはそうでもないけどハルは喋るとき相手の目を見て話す。じっと見るから相手の方から視線を逸らされることもしばしば。前マスを失ってからはハイライトのない目で相手を見つめている、でも『相手を見ていない』のがハル。ハルにとっては相手に認知される必要性を感じてないし自分に関心を持たれることがあるわけないと思ってるから、もしハルがその視界に相手を映しただけでなく相手にこちらを見て欲しいと感じたならば、前マスの喪失以来初めて、相手を求める感情を抱くことになる。もしそんなことになったら、その感情にハルは戸惑うし反発することになる。

2024.1.1追記

価値観

 ハルは年齢差も性別差も感覚的に鈍い。思ったことは迷わず言うから言葉を使い分けるという概念がよくわかってない。場面の違いで言葉尻を変えることは理解できるけど若いからとか男なら女ならといった価値観故の区別はハテナになる。

 一方フユは相手の年齢によって言葉を使い分ける。柔軟と言える。本音と建前といった言葉の操り方もハルよりうまい。世渡り上手とも言えるけど、ハルに対する愛情以外の感覚を後回しにしがちだからたまに気持ちを押し殺して言葉にしていないこともある。隠すのもうまいから気にしてあげたいところ。

2024.1.9追記

​後は追わない、追えない

​ ハルはわかってる、後追いしても前マスは喜ばないってこと。前マスなら死や哀悼よりも生きて目の前の全てを楽しもうとすること。前マスなら何があっても生きようとすること。でも前マスがいないのに笑えるわけがない、僕のマスターはあなただけ、それなのに、それなのに。そう考え込んで、どうしてもマスターという存在は譲れない。ここで死ぬわけにはいかない。死ねない。前マスが望むのはきっと、生きている僕だから。

​心残り

​ 前マス、だいぶえぐい死に方してるんですけど幽霊になって「あー、死んじゃったわ、ワハハ。」って感じで死んだことについてはすんなり受け止めてる。心残りはハルだけ。だからハルをいつまでも見守り続けるつもりでハルの後ろにいる。ハルが笑わなくなったことには気づいてるし、理由が自分であることも察してるし、自分がハルを生に縛り付けていることもわかってる。でもなにができるわけでもない今、願うのはただ、ハルの幸せのみ。

​人の心

 『人の心がわからない』っていう感覚をハルは知ってる。生まれた時からサイボーグ(広義の意味の人外)だったハルにとって人間は理解する対象であって同じ感覚を持つ相手ではなかった。それを、前マスが自分の知る世界(人間の考え方感じ方その他諸々)全てをハルに教えたことでハルは人間が理解できるようになった。でもそれは人間を理解することがどんなに難しいかという観点の理解であり、根本は『理解できないことを理解している』状態、いつだろうと人の心を学ぶ側。前マスから託された未来を守るサイボーグとして何をすればいいのか、きっと前マスならこうするだろうという思いから、今日もハルは人の心に寄り添おうとしてる。

​見えない傷

 いつもは感情の起伏も少ないスンとした態度でいるハルだけど、前マスのことになるとその表情を固める。前マスのことは口に出さないだけでずっと頭の片隅に置いてる。だから話しても大丈夫だと、記憶を共有したいと判断した相手にはぽろっと前マスのことをこぼすことはあるかもしれない。ただそのハードルが高い。

 前マスの話になっても大丈夫だし気にしないけど心の奥では苦痛と寂寥と恐怖がせめぎあってる。なんなら前マスを失ってからというもの思いつめすぎて吐いたこともあるし倒れたこともある。人目につかないところで起きてることだから気づかれていないだけで見えない傷は深い。それを幽霊の前マスは傍で見ているわけで、でもなにもできないわけで、その度にSAN値チェックは避けられない。嗚呼。

​前マス一筋

​ ハルの精神って誰にも介入できないくらい前マス一筋だから、誰かに堕ちるわけがないと断言できるほど孤立してる。でももし、その孤立したハルの抱える苦しさ、寂しさ、ひっそりと潜む恐怖に気づいて、触れることができる存在がいたら……ハルはその心を預けたくなっちゃうかもしれんわね。

​お酒に強い、弱い

​ 前マスは酒に強い。それはもう強い。ザルです。どんなに飲んでも酔わないしケロッとしてる。その反面みんなが酔っ払ってる中で一人だけ酔えないから虚無顔になること多々だった。本人曰く「いいな! 俺も酔いたい!」。

​ ハルは酒に弱め。ウイスキー一杯でほろ酔いになるぐらいの弱さ。酔うと距離感バグってスキンシップが多くなる。更に酔うと無言で泣き出す。そんで滅多に言わないけど誰にも聞こえてないところで小さく呟く「ますたぁ……さみしいよ……」。

 一応フユは成人の姿にもなれるのでお酒飲める。でも誰かに誘われたら少し飲むだけ。酔っ払うほど飲んでる姿は誰も見てない。恐らく強めなんじゃないかとは思うがフユ自身がすすんで飲むわけじゃないため真相は不明。でもカクテル二杯飲んだところで「んー、ちょっと酔っちゃったかも? ふふ。」と楽しそうに言ったことはある。やはり真相は不明。

​恐ろしい子

 フユはハルのためになることならなんでもできてしまう。ハルがおなかがすいたと言えば食べ物を一瞬で用意するし、ハルが疲れたと言えば安楽椅子を出現させる。その可能判定はガバ。だからもしこの世界がハルにとっての悪だと判断されてしまえば……裏を返せば恐ろしい子、それがフユ。

2024.2.5追記

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